Automatorを使って「今日の日付フォルダ」を、選択したフォルダに作成する方法
ファイルを管理する際、フォルダ名を日付にして管理をすることありませんか？
僕の場合は、お客さんから支給していただいたファイルは、支給してもらった日の日付をフォルダ名にして管理をしていたり、なにかと日付をベースに管理を行っていることが多いです。
ただ、今日の日付のフォルダを作成しようとした時に、毎回のように「今日って何日だっけ？」とカレンダーを確認することに手間を感じていました。
そこで、Macに標準インストールされているAutomatorを使って、「今日の日付」のフォルダをワンクリックで作成する方法をご紹介します。
目標となるAutomatorの設定
いきなりですが、最終目標となるAutomatorの設定です。
下記画像の設定を目指します。
Automatorの設定ステップ
そもそもAutomatorってなに？
ステップを紹介する前に、普段Macを利用されているユーザーでも、Automatorなんて聞いたことないよという方もいるかと思いますので、Automatorについてちょっとご紹介です。
AutomatorはMacに標準でインストールされているアプリケーションで、今回ご紹介する「今日の日付フォルダ」を作成したり、複数のファイル名を一括で指定の名前+連番でリネームしたりと、作成したレシピに沿って自動的に処理をしてくれる結構便利なアプリケーションです。
Step.1 Automatorの起動
Automatorは「アプリケーション」フォルダに標準でインストールされています。
起動すると、ワークフローなど8つの選択項目が出てきますが、今回はその中の「アプリケーション」を使用します。
Step.2 サイドナビ「ファイルとフォルダ」から「選択されたFinder項目を取得」を選択
Step.3 サイドナビ「ユーティリティ」から「変数の値を設定」を選択
Step.4 「変数の値を設定」の「変数」から「新規変数」を選択し変数名を設定
Step.5 サイドナビ「ファイルとフォルダ」から「新規フォルダ」を選択し、「入力を無視」を設定
「入力を無視」の設定は必ずするようにしましょう。
「新規フォルダ」タスクを右クリックすると設定ができます。
この設定をしていないと、新規フォルダを生成するのではなく、「選択したフォルダを複製」するように処理をしてしまい、無限ループに陥ってしまいます。
仮に設定を忘れて処理をしてしまっても（僕は何度もやりました）、エラーが出て大事にはいたりませんでしたが、注意が必要です。
「入力を無視」の設定をすると、下記画像のように上のタスクとの関係性が切れるようになっています。
Step.6 画面左上「変数」にし「日付と時刻」から「今日の日付」を選択、変数パネルから「今日の日付」のフォーマットを「カスタムフォーマット」に変更する
カスタムフォーマットは、下にある「1月」などの項目を入力エリアにドラッグ&ドロップすることで設定できます。
今回は「20180926」のようなフォルダを作成したいため、カスタムフォーマットには「1999 01 05」となるように設定しています。
Step.7 「新規フォルダ」の名前を変数の「今日の日付」に、場所を変数の「パス」に設定
画面下部の、変数パネルからドラッグ&ドロップで設定することができます。
これでAutomatorの設定は完了です。
メニューバーの「ファイル」→「保存」から、好きな場所に保存をしてください（今回はデスクトップに保存しています）。
保存すると、Automatorアイコンのファイルが作成されているはずです。
Step.8 Finderのツールバーに、Automatorアプリケーションを設置する
ここまでくればあと少しです。
Finderのツールバーを右クリックし、「ツールバーをカスタマイズ」を選択すると、上記の画像のような状態になります。
この状態で、先ほど作成したAutomatorのアプリケーションをドラッグ&ドロップし、アプリケーションを設置します。
Step.9 Finderで今日の日付のフォルダを作成したいフォルダを選択し、ツールバーのアプリケーションをクリック
ツールバーのアプリケーションをクリックするとアプリケーションが実行され、自動的に「今日の日付」が名前になったフォルダが作成されます。
さいごに
以上がAutomatorで「今日の日付フォルダ」を、選択したフォルダに作成する方法でした。
Automatorはとても便利なツールですし、他にももっといろいろなことに利用することができるはずです。
他にもこんな使い方があるよ、こんな使い方しているよ、というものがあれば、ぜひTwitterでお教えくださいませ！
みなさんもAutomatorと仲良くしてみませんか？
