CPIサーバーでのWordPressのインストールと常時SSL化
個人的にお手伝いをさせていただいていたお仕事で、CPIサーバーのシェアードプランACE01を利用したのですが、その際につまづいた点とその解決の仕方や、CPIサーバーが良かった部分を、構築の流れに沿ってご紹介します。
- CPIサーバーのメリット
- FTPの設定について
- DBについて
- WordPressのインストールについて
- 常時SSL化について
CPIサーバーのメリット
個人的にとてもメリットを感じたポイントは「テストサイト機能」です。
同一環境にテスト環境があるため、WordPressがちゃんと動作するのかなど、事前に検証を行えた点が非常に良かったです。
また、個人で仕事を請け負う際に、テストサイトの準備にはいつも悩まされていたので、用意されているというのは非常に助かりますね。
FTPの設定について
CPIサーバーでは、契約時にFTPアカウントを渡されないため、自分でアカウントを作成する必要があります。
FTPアカウントはテストサイト用と公開サイト用で別々なので、それぞれ作成をしましょう。
DBについて
MySQL5.6・MySQL5.5・PostgreSQLの3つが選択可能です。
公開サイト用コントロールパネルとテストサイト用コントロールパネル、両方にDB設定の項目がありますが、公開サイト・テストサイト合わせて一つのDBを使用することになります。
そのため、DBを新規作成する際は、テストサイト用DB名には末尾に「demo」など、テストサイト用であることを明示しておくと管理しやすいです。
今回はMySQL5.6を使用しました。
参考URL
■【DB】CPIのシェアードプラン ACE01で新しいバージョンのMySQLを利用する場合の覚書
WordPressのインストールについて
.htaccessへの記述
.htaccessに以下の記述が必要になります。
Options +SymLinksIfOwnerMatch
調べたところ、シンボリックリンクを有効にする記述で、SymLinksIfOwnerMatchは、シンボリックリンクの所有ユーザIDと同じ場合のみ有効になるそうです。
参考URL
■CPI で WordPress を利用する時にはOptions +SymLinksIfOwnerMatch を指定する
■FollowSymLinks、SymLinksIfOwnerMatchの設定とApacheのパフォーマンス
DBとの接続
MySQL5.6を選択した場合ですが、ホスト名の指定がlocalhostでは繋がりません。
ポート番号3307番で動いているため、127.0.0.1:3307を指定する必要があります。
(MySQL5.5の場合はポート番号3306番らしいです。)
常時SSL化について
httpからhttpsへのリダイレクト
httpにアクセスした場合、httpsにリダイレクトされるようにしたいため、.htaccessに以下の記述を追加します。
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
参考URL
■httpからhttpsに.htaccessを使ってリダイレクトさせる方法
WordPressの修正
httpでインストールを行っていた場合、DBやWordPressの設定を修正する必要があります。
- WordPressの管理画面より、URLの設定をhttps付きのものに修正
- DBを修正
- Google AnalythicsのURL設定をhttps付きのものに修正
蛇足
Source Mapを利用可能にする
デフォルトの状態では、Source Mapが使用できません。
なので、.htaccessに以下の記述を追加します。
RemoveHandler map
※この記述をそのまま記述すると、imagemapが利用できなくなるため、imagemapを使いたい場合は、以下の記述を追加するといいらしいです。(未確認)
AddHandler imap-file imagemap
参考URL
■CPIサーバーでSassなどのSource Mapが使えない対処法方
まとめ
普段利用していないサーバーを利用する場合は色々と調べないといけないですが、各レンタルサーバー会社の特色がわかって楽しいですし、勉強になりますね。
CPIサーバーでWordPressの構築や常時SSL化を検討している方の参考になれば幸いです。